2024.9.24
昨年に続き、高山市立北稜中学校さんにご依頼いただき、3年生の生徒さんと授業参観にいらしていた保護者の方々向けに、カードゲームを実施させていただきました!
今回は地域の方々と課題解決のためのプロジェクトを既に進めているタイミングであったこともあり、地域全体を見渡したときにどんな人々がいるのかや、地域で起こり得る出来事の連鎖構造を網羅的に学ぶことで、プロジェクトをより前に進めるための新たな視点の獲得を目的に行いました。
当日は、可能な限り親子同士でチームとなり、16チームで持続可能なまちづくりを目指してプロジェクトを実行していきました。ターン(T)が増すごとに活発なコミュニケーション(相談や交渉)が行われ、プロジェクトの実行スピードも向上。親子間でも、互いの考えを交換し合い知恵を出し合って協力する姿が印象的でした。
結果は最後の追い上げ届かず、悔しくも人口0という結果に。
〈結果の推移〉
・人口メーター:1T/4→2T/3→3T/2→4T/0
・経済メーター:1T/6→2T/6→3T/7→4T/7
・環境メーター:1T/5→2T/5→3T/6→4T/5
・暮らしメーター:1T/4→2T/5→3T/3→4T/3
振り返りでは、実は人口増加に繋がるプロジェクトが多数地域の中にすでにあったことが明らかになり、なぜ実行しなかったのか、なにが町で起こっていたのかを中心に全体で共有し合いました。
実行しなかった理由としては、
「実行するための資金が足りなかった」
「まちの環境メーターがプロジェクトを実行できる状況にまで達してなかった」
など背景もさまざま。
まちづくりにおいては、いろんなものごとが複雑に絡み合っていることを体感的に学ぶ機会となりました。
ゲームが終了した後も、「次やるならこうしたい!」やまちの状況メーターに影響があったプロジェクトについて質問される姿もあり、今後の学習への繋がりや家庭内でも話題に出るような体験となっていれば幸いに思います。
北稜中学校さん、今年も素敵な機会をありがとうございました!!
※お写真は、北稜中学校さんにご提供いただきました。