
2025.12.11
高山西高等学校K組の皆様が「国立乗鞍青少年交流の家」様を拠点に取り組む「地域探究プログラム」の伴走支援をさせていただきました。
このプログラムは、高校生が自らの興味関心から地域課題を見つけ、解決に向けた活動を行うもので、国立青少年教育振興機構様が推進する探究活動の一環です。約半年間にわたる彼らの学びと成長の軌跡を、全2回に分けてお届けします。
地域探究プログラム(ちいぷろ!)全国高校生が地域社会での問題解決に挑戦する「地域探究プログラム」。学生の能動的な学びと地域への貢献を促進。tankyu.niye.go.jp

活動のスタートは、6月27日(金)のガイダンスです。
K組の皆さんと、運営のEdoスタッフと国立乗鞍青少年交流の家の職員との顔合わせをし、半年間のプログラムの流れを確認しました。そして、これまで先輩たちが取り組んできた事例が紹介され、「探究とは何か?」を理解し、この活動に取り組む心構えを整えました。
また、次回開催される「生き方見本市」のゲスト紹介が行われ、生徒たちはゲストに聞きたいことをワークシートに書き出すという最初のワークに挑戦しました。ゲスト全員に共通して聞きたいことや、個別のゲストへの質問(例えば、弊社・手嶋に対して「教育事業に就職したのはどうして?」や「授業をつくるポイントは?」など)をワークシートに自由に書いていきました。


続く2日間(6/30、7/1)は、会場を「国立乗鞍青少年交流の家」に移して実施しました。
1日目:生き方見本市
1日目のメインプログラムは、地域で活躍する5名の大人を招いた「生き方見本市」です。生徒たちは、地域の大人たちとの出会いを通じて、自分の興味や問いの芽を広げていきました。
今回お招きしたゲストは以下の通りです:
ゲストの皆さんからは、それぞれの人生グラフやターニングポイント、仕事への思いを熱く語っていただきました。生徒たちは、以下の問いを中心に、具体的な生き方や考え方を深く聞くことができました。




2日目:「will / can / need」で北極星を探す
2日目は、前日の「生き方見本市」でゲストから聞けた話を素材に、「自己探究」に時間をかけました。
弊社の探究スクール「Edo New School」でもよく使用する「will /can / need」のフレームワークを活用し、自分が本当にやりたいこと(will)やできること(can)、世の中のニーズ(need)を重ね合わせ、半年間の探究テーマになりそうな自分自身の「北極星」を探しました。
その後、見つけた北極星をもとに、生徒たちの関心に基づいた7つのチーム(後に9月で8チーム)が発足しました。
チームが決定した後は、自分たちのチームで何をテーマにするかを検討し、いよいよ活動本格化に向けた準備が整いました。



次回は、9月以降の活動本格始動から、地域の方々との連携、そして校内発表に至るまでの軌跡をレポートします。