文部科学省が全国で導入を推進しているコミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)。「地域とともにある学校づくり」を合言葉に、学校と地域が互いに協力しながら子どもを育てる動きが各地で生まれ始めています。Edoはこれまで培ってきたノウハウを活かし、コミュニティ・スクールの導入支援や地域学校協働活動推進のための各種サポートを行っています。
※コミュニティ・スクールとは、校長、保護者、地域住民で構成する「学校運営協議会」を設置した学校のことで、学校運営に地域の声を生かし、地域と一体となって特色ある学校づくりを進めていくことができる仕組みです。
コミュニティ・スクールが、地域・学校・子ども全てにとって効果的かつ機能的な取り組みにするにはどうしたら良いのか。地域と学校の真の繋がりを実現するには、十分な対話が必要です。Edoでは、様々なプロジェクトで多様な方と協働してきた経験を活かし、立場の異なる人たちを一つの目標に向かってチームにしていくプロセス作りを主に支援しています。2022年には新潟県にあるNPO法人みらいずworksと協働でコミュニティ・スクール実践ガイド「私たちのコミュニティ・スクールのつくり方」を発行し、各地の現場での実装に役立つノウハウも伝えています。
「自分たちの学校や地域にあったコミュニティ・スクールとは何か」をエビデンスをもとに推し進めていくために、文部科学省が3年前から開始したCSポートフォリオ(コミュニティ・スクール診断ツール)を飛騨市では活用し、全国の導入希望地域へ事例の共有なども行なっています。
学校運営協議会が機能することで教員の負担がどの程度減少しているか、地域の人たちが授業に関わることで子どもたちの学びの質、成長にどのように貢献しているか、同じ市でも学校ごとに状況が異なるので、個別具体の対策を練るために活用しています。
コミュニティ・スクールを機能させていくには「地域学校協働活動」の充実が欠かせません。例えば飛騨市では、市内7校く全ての学校区地域学校協働本部が設置されており、それぞれ熱い想いを持って活動しています。Edoでは、教育委員会などと連携した民間企業としての立場方、住民の方へ広報や企画立案のサポートも行っています。
※地域学校協働活動とは、地域の高齢者、成人、学生、保護者、PTA、NPO、民間企業、団体・機関等の幅広い地域住民等の参画を得て、地域全体で子供たちの学びや成長を支えるとともに、「学校を核とした地域づくり」を目指して、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う様々な活動です。